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サウジアラビア日本語情報ポータルサイト

by ReWAH

✈️ 渡航情報 — ビザ種類・入国手続き・持ち物

サウジアラビアへの渡航準備で「何から始めればいいか」を迷わないための情報をまとめています。判断に迷うポイントには、初回の安全な選択肢を示しています。

情報種別:公式要件 + 実務上の補足 | 最終確認日:2026年3月29日
ビザ要件・入国条件は変更されることがあります。このページは公式サイトの情報に基づいていますが、申請時には必ず Saudi eVisa公式サイト の最新情報を優先してください。
✈️ フライト情報のご確認
飛行ルートやスケジュールは変更される場合があります。渡航前に以下の最新情報をご確認ください:
  • 航空会社による最新の運航情報
  • 在サウジ日本大使館からのお知らせ
  • 外務省の渡航情報

✈️ 日本からサウジアラビアへのフライト情報

日本からサウジアラビアへの直行便はありません(2026年3月時点)。経由地によって所要時間・乗り継ぎの手間・価格が異なります。迷ったらドバイ経由(Emirates)が最も便数が多く安心です。

主要な経由地とルート

経由地 主要航空会社 所要時間(目安) 利便性
ドバイ(UAE) Emirates、Flydubai、FlyAirArabia 18〜20時間 ★★★★★
ドーハ(カタール) Qatar Airways 17〜19時間 ★★★★★
イスタンブール(トルコ) Turkish Airlines、その他 18〜21時間 ★★★★
アブダビ(UAE) Etihad Airways 18〜20時間 ★★★★

サウジアラビアの主要航空会社

Saudi Arabian Airlines(Saudia)
サウジアラビアのフラッグキャリア。中東各地を経由して日本にアクセス可能。価格は中程度だが、安全性と信頼性が高い。

Emirates(アラブ首長国連邦)
ドバイ経由。日本の主要空港(東京、大阪、福岡)から毎日複数便あり。最も利便性が高い。

Qatar Airways(カタール航空)
ドーハ経由。サービス品質が高く、価格競争力もある。日本からの接続が良好。

Turkish Airlines(ターキッシュ エアラインズ)
イスタンブール経由。欧州経由のルートもあり。競争力のある価格設定。

Etihad Airways(エティハド航空)
アブダビ経由。アラブ首長国連邦の国営航空。品質が高く、価格も手頃。

💡 初回の渡航なら:ドバイ経由のEmiratesかドーハ経由のQatar Airwaysを選んでおくと、便数・乗り継ぎ・日本語対応の面で安心です。価格は2〜3ヶ月前の予約で大きく下がる傾向があります。

🛂 パスポートと基本要件

パスポートの残存期間不足でビザ申請が却下されるケースがあります。以下を渡航決定時にまず確認してください。

パスポート残存期間

ビザ申請時に6ヶ月以上の残存期間が必要です。多くの場合、ビザ有効期間中はパスポートの有効期限がビザを上回る必要があります。ビザが1年間有効な場合、パスポートも最低1年以上の有効期間が求められることがあります。

パスポートの空白ページ

査証欄に連続する2ページ以上の空白ページが求められる場合があります。eVisaは電子ビザのためシール貼付はありませんが、入国スタンプ等のスペースが必要です。空白ページが少ない場合は、渡航前にパスポートの更新を検討してください。申請時の公式案内で最新の要件を確認することをお勧めします。

💡 安全な目安:渡航予定日から1年以上の残存期間があれば、ほぼ問題ありません。6ヶ月を切っている場合は、ビザ申請前にパスポート更新を優先してください。

📋 ビザの種類

渡航目的によって必要なビザが異なります。観光・短期訪問ならeVisa一択で迷う必要はありません。商用・就労の場合はスポンサー企業側の手続きが先になります。

ビザ種類 特徴 有効期間・滞在 費用(目安)
観光ビザ(eVisa) オンライン申請可能。観光・イベント参加・親族訪問・レジャー・Umrah(Hajj除く)が対象。商用目的は観光eVisaではなく別途確認が必要。 1年間有効。Multiple entry(複数回入国可)。1回の滞在上限90日 約400 SAR(保険料込み約402 SAR、約16,900円)
商用ビザ ビジネス会議・商取引目的。スポンサー(招待企業)からの招待状が必要。 複数回・複数年の場合あり 1,500〜2,500 SAR
就労ビザ(Iqama) 現地企業への就職。雇用主(スポンサー)が申請。イカーマという在留許可証が発行される。 通常2〜3年更新制。滞在制限なし 無料(雇用主負担)
巡礼ビザ ウムラ(小巡礼)はeVisaで対応。ハッジ(大巡礼)は専用申請が必要。 ウムラ:1回30日。ハッジ:期間限定 eVisa 約400 SAR(保険料込み約402 SAR)。ハッジは異なる
トランジットビザ 乗り継ぎのため一時的に入国。無料。 96時間以内 無料
プレミアムレジデンシー 永住権に準ずる。退職者・個人事業主向け。投資証明が必要。 1〜10年間選択可能 年間10万 SAR or 一括80万 SAR
💡 初めてのサウジ渡航:観光eVisaがオンラインで数日以内に取得でき、最も手軽です。就労ビザは雇用主(スポンサー)主導なので、自分で手続きする必要はほとんどありません。商用ビザだけは招待状の準備に時間がかかるため、早めに先方と調整してください。

⚡ eVisa(電子ビザ)の申請手順

観光ビザ(eVisa)はオンラインで申請でき、パスポートを郵送する必要がありません。以下の手順で申請できます。

ステップ 1:公式サイトにアクセス

サウジアラビアの公式ビザサイト visa.visitsaudi.com にアクセスしてください。

ステップ 2:個人情報の入力

• パスポート番号(アルファベット&数字)
• 氏名(パスポート記載通り)
• 生年月日
• 性別
• 国籍(Japan)
• 出発予定日
• メールアドレス(確認メール受信用)
• 電話番号(国番号 +81)

ステップ 3:パスポート写真のアップロード

パスポートの写真ページのスキャン画像またはスマートフォンで撮影した画像をアップロードします。ファイル形式はJPEGまたはPDF。ファイルサイズは5MB以下。

ステップ 4:顔写真のアップロード

白い背景の顔写真をアップロードします。公式仕様では200×200px、5KB〜100KBが基準です。背景、顔の占有率、向きなどにも条件があるため、申請画面の Photo Specifications を確認してください。

ステップ 5:申請内容の確認と支払い

申請内容を確認し、クレジットカード(Visa/Mastercard)で費用を支払います。費用 約400 SAR(保険料込み約402 SAR、約16,900円)。支払い後、確認メールが送信されます。

ステップ 6:ビザの受け取り

通常、申請から2〜7営業日でビザが承認され、メールで通知されます。ビザはメール添付のPDFファイルで届きます。このPDFを印刷して、パスポートと一緒に飛行機搭乗時に提示してください。

💡 ビザ承認メールのスクリーンショットやPDFコピーを複数保存しておくと安心です。飛行機搭乗前にオンラインアカウントで承認ステータスも確認できます。

必要書類一覧

  • 有効なパスポート(6ヶ月以上残存期間)
  • パスポート写真ページのスキャン画像またはスマートフォン撮影
  • 顔写真(公式仕様:200×200px、5KB〜100KB、白背景。申請画面の Photo Specifications を確認)
  • クレジットカード(支払い用)
  • メールアドレス

所要時間と注意点

申請〜承認:2〜7営業日(混雑時は最大2週間の場合もあり)
• 申請後の変更・キャンセルはできないため、入力内容は慎重に確認
• ビザはメールで届く電子ビザ。物理的なシール/スタンプではなく、PDFファイル
• 渡航予定日の少なくとも2週間前の申請を強く推奨
• 却下される場合もある(パスポート有効期間不足、写真不良など)。その場合の払い戻しはない

🛫 入国の流れ

空港での手続きは日本の国際空港とほぼ同じ流れです。事前に準備しておくべきものと、絶対に持ち込んではいけないものだけ把握しておけば問題ありません。

到着から入国審査まで

到着 飛行機がサウジアラビアの空港(ジェッダ、リヤド、ダンマーム等)に到着。パスポートとeVisa(印刷またはスマートフォン画面)を準備。
イミグレーション 入国審査ブースに進みます。パスポート、eVisaのPDF、返却用ホテル記載の紙を提示。質問(滞在目的、連絡先等)に英語で答える。
バイオメトリクス 指紋スキャン(両手10本)と顔認証を実施。システムに記録されます。
荷物受取 ターンテーブルから荷物を取得。破損や盗難がないか確認。
税関 通常、観光客の場合は税関検査がスムーズに通過します。持ち込み禁止品がないか申告。

持ち込み禁止品

以下は「うっかり」では済まされません。税関で没収されるだけでなく、懲役や罰金の対象になります。日本の感覚で荷造りすると見落としやすいものがあるので注意してください。

  • 酒類:ビール、ワイン、スピリッツなど全ての酒類。宗教的理由から完全禁止。
  • 豚肉製品:ハム、ベーコン、豚の食品。イスラムの食事規律に抵触。
  • ポルノグラフィー:成人向け雑誌、DVD、アプリ等。検出される可能性あり。
  • 宗教書籍:イスラム教批判の書籍。イスラム関連書籍の大量持ち込みも要注意。
  • 薬物:麻薬、違法医薬品。処方薬も医者の英文処方箋がないと没収される場合あり。
  • 武器・爆発物:ナイフ、銃、花火等。当然ながら完全禁止。
  • 多額の現金:10,000 SAR以上の現金は申告が必要。
💡 最も見落としやすいポイント:常備薬の持ち込みには英文処方箋(Prescription)が必要です。渡航が決まったら、かかりつけ医に「海外渡航用の英文処方箋」を依頼してください。これがないと没収されるリスクがあります。
📘 知っておくと役立つポイント:酒類に関するルールを出発前に確認 日本の感覚で免税店でお酒を買ってしまう方がいますが、サウジアラビアでは酒類の持ち込みは全面禁止です。没収だけでなく、懲役・罰金の対象になります。乗り継ぎ時の免税店でも買わないよう注意してください。 → 知っておくと役立つこと 一覧を見る

🎒 持ち物チェックリスト

「これだけあれば困らない」リストです。必須アイテムが1つでも欠けると現地で大きく困る可能性があるので、出発前に必ず確認してください。

必須アイテム

  • パスポート:6ヶ月以上の残存期間を確認
  • eVisa確認書:メール添付のPDFを印刷またはスマートフォンに保存
  • 海外旅行保険証書:医療保険への加入を強く推奨。サウジの医療費は高額
  • 現金(SAR および USD):空港で両替するか、予め日本で用意。1,000〜2,000 SAR(約33,000〜67,000円)程度の現金があると安心
  • クレジットカード:Visa/Mastercard。American Expressは使える店が限定的
  • スマートフォン:GPS、タクシーアプリ(Uber/Careem)、翻訳アプリに必須
  • 航空券(eチケット):メールから再ダウンロード可能だが、念のため印刷またはオフラインで確保

推奨アイテム

  • 電源プラグ変換器(Type G):サウジはイギリス規格の3つ穴プラグ。日本のA型プラグは使えません
  • 日焼け止め(高SPF):サウジの日差しは非常に強い。50+推奨
  • 帽子・サングラス:屋外での移動時に必須
  • 常備薬(英文処方箋付き):胃薬、風邪薬、酔い止め等。サウジの薬局で医者の指示なしに購入は難しい
  • 肌ケア用品:極度に乾燥しているため、化粧水・リップクリーム・ハンドクリーム必須
  • SIMフリースマートフォン:現地SIM(STC/Mobily/Zain)が使用可能。データ通信量が多い場合は事前確保を推奨
  • モバイルバッテリー:大容量(20,000 mAh以上)。移動が多い場合に重宝。電力量に注意(100Wh以下推奨)
  • 薄手の上着・カーディガン:屋内と屋外の気温差、モール内のエアコンが強いため、1枚あると便利
  • 運転免許証(国際免許証):レンタカー利用予定の場合。国内免許証だけでは借りられない
  • 写真(パスポートサイズ):ホテル登録やビザ延長等で必要になることあり
💡 忘れがちなもの3つ:(1) 電源プラグ変換器(日本のプラグはそのまま使えません)、(2) 英文処方箋付きの常備薬、(3) 薄手の上着(屋内外の温度差が激しい)。化粧品やトイレタリーは現地でも入手可能です。

⚡ モバイルバッテリー(モバイルタンク)の制限

サウジアラビアへのフライトにおいて、モバイルバッテリーはリチウム電池の規制対象です。国際航空運送協会(IATA)およん各航空会社の規定に従う必要があります。

客室(キャビン)への持ち込み

  • 持ち込み可能:1人あたり最大2個までのモバイルバッテリー
  • 容量制限:100Wh以下(通常のスマートフォン用は50Wh程度で安全)
  • 推奨:100Wh以下のモバイルバッテリーの使用(大容量20,000 mAhでも60〜100Wh程度)
  • 最大容量:160Wh以下(機長の許可があれば持ち込み可、ただし一般的には推奨されない)
  • 保護措置:ターミナルが両端を覆うことが推奨される

荷物室(チェックイン)への持ち込み

  • 持ち込み不可:100Wh以上のモバイルバッテリーはチェックイン荷物に入れられません
  • 理由:リチウム電池は火災リスクが高いため、乗客のアクセス不可能な荷物室での保管は禁止
  • 必ず:100Wh以下のモバイルバッテリーのみを持ち込み可能
  • 確認:出発前にバッテリーの容量表示を確認(mAhではなくWhで表記)
重要:バッテリー容量の計算方法
容量がmAhで表記されている場合、Wh(ワット時)に換算します:
Wh = mAh × V(電圧)÷ 1000
例:20,000 mAh × 3.7V ÷ 1000 = 74 Wh(持ち込み可)
例:30,000 mAh × 3.7V ÷ 1000 = 111 Wh(客室へのみ1個持ち込み可、2個は不可)
💡 サウジアラビアでもモバイルバッテリーは購入可能ですが、日本から容量100Wh以下のモデルを複数個持参する方が安全で経済的です。特に長期滞在の場合は予備を用意することをお勧めします。

📝 到着後にやること

サウジアラビアに到着してから、最初に済ませるべき手続きと準備をリストアップしました。

ステップ 1:SIMカード購入(到着当日~翌日)

空港またはホテル周辺で現地キャリアのSIMカードを購入します。主な通信会社:

キャリア 特徴 パッケージ例
STC 最大手。カバレッジが広い。日本への通話が安い(0.70 SAR/分) プリペイド 50 SAR(通話・SMS・データ)
Mobily 第二位。サービスも良好。国内通話が安い プリペイド 50 SAR(データ充実)
Zain 第三位。都市部のカバレッジが良好 プリペイド 50 SAR(バランス型)

ステップ 2:Absher(アブシェール)への登録(到着後3~7日以内)

Absherはサウジアラビアの政府サービスプラットフォーム。パスポート、ビザ、給与、税務等の情報がここで管理されます。Absherアプリをダウンロードし、パスポート番号でアカウント登録します。後に在留届の申請もここを通じて行います。

ステップ 3:交通手段の確保

サウジには公共交通がほぼなく、移動手段は限定的です。ホテルから各地への移動は以下の方法で対応:

  • Uber / Careem:スマートフォンアプリで呼べるタクシー。最も便利。クレジットカード登録で支払い完結
  • ホテルのコンシェルジュ:空港送迎やツアー予約。割高だが確実
  • レンタカー:国際免許証と運転免許証があれば可能。ガソリン代が安い(1リットル2 SAR程度)
  • タクシー(流し):相乗り前提。料金交渉が必要で、トラブルのリスクあり。避けるべき

ステップ 4:在サウジ日本大使館への在留届

3ヶ月以上サウジに滞在する場合、外務省の在留届システムに登録してください。オンラインでの届出が可能です。緊急時に日本大使館から連絡を受けられます。
リヤド日本大使館:sa.emb-japan.go.jp

ステップ 5:銀行口座開設(2週間以内)

長期滞在予定の場合、サウジの銀行口座開設を検討してください。給与受取、電気代・水道代等の支払いに便利です。主要銀行:

  • Al Ahli Bank(アル・アハリ銀行)
  • Riyad Bank(リヤド銀行)
  • Saudi National Bank(サウジ・ナショナル・バンク)
  • Bank AlJazira(アルジャジーラ銀行)

ステップ 6:日本への連絡

家族や友人に到着を報告。LINEやWhatsApp、メール等で連絡します。サウジのネット環境は安定していますが、VPNを使わないと一部のサービス(YouTube、Instagram等の特定機能)が制限されることがあります。

💡 SIMフリーのスマートフォンが必須です。キャリアのロック版スマートフォンでは現地SIMが使えません。

ご注意:ビザ規則、持ち込み禁止品、手続き要件は予告なく変更されることがあります。渡航前には、必ずvisa.visitsaudi.comおよび在サウジ日本大使館の最新情報をご確認ください。本ページの情報は参考であり、公式情報に優先されます。