📱 通信・アプリ
「SIMはどれを選ぶ?」「入れるべきアプリは?」— 到着後すぐ必要なものを優先度順に整理しています
📞 SIMカード・携帯通信
結論から言えば、どのキャリアを選んでも大きな失敗はありません。カバレッジは3社ともほぼ全国対応です。迷ったらSTC(最大手・空港で買える)を選んでおくと安心です。長期滞在で料金を比較したい場合は下記を参考にしてください。
🟡 STC
Saudi Telecom Company - 最大手キャリア・最も広いカバレッジ
- STCストア(ショッピングモール内など)
- Jarir Bookstore などの電器量販店
- 空港のカウンター
- セブンイレブンなどのコンビニ
- プリペイド(Hittelaa): 月額15~50SAR、学生に人気
- ポストペイド: 月49~149SAR、給与引き落とし
- データパック: 500MB~100GB、7~30日単位
特徴: 最も古く信頼性が高い。カバレッジ最高。STC My Mobile アプリで残高確認・プラン変更が簡単。
🔵 Mobily
若年層向け・競争的な料金プラン
- Mobilyショップ(都市部)
- Carrefour, Spinneys などのスーパー
- オンライン(公式サイト)で配送
- モール内の携帯ショップ
- プリペイド(I&I): STCと同様、若年層割引豊富
- ポストペイド: 月39~139SAR、学割プランあり
- 家族プラン: 複数回線契約時に割引
特徴: 第2位キャリア。カバレッジ良好。学生や若年層向けの割引が充実。Mobily アプリが使いやすい。
🟢 Zain
国際ローミング・ビジネス向け
- Zainショップ
- スーパー・モール内の携帯コーナー
- オンライン注文
- プリペイド: STCと同水準、従量制もあり
- ポストペイド: 月49~169SAR、国際ローミング重視
- 国際ローミング: 割引率が良い傾向
特徴: 第3位。中東全域で使える国際ローミングが強み。出張が多い人向け。
🛒 SIMカード購入の手順
-
ショップまたは販売店に行く
パスポート(またはビザ)を持参
-
希望のプランを店員に告げる
プリペイドかポストペイドか、データ量など
-
身分確認を受ける
サウジ政府への登録が必須。パスポートと署名で確認
-
SIMカードを受け取る
その場でアクティベーション。電話番号が発行される
-
初期チャージをする
プリペイドなら現金またはクレジットカードで
⚠️ 重要: 短期滞在でも登録が必須。ビザの種類によって有効期間に制限がある場合があります。観光ビザ(90日)でも登録可能。
📊 データ・プランの選び方
サウジアラビアの通信速度は良好です。4G LTEが広く普及しており、3大キャリアすべてで高速通信が可能。
軽いユーザー向け(月15~25SAR)
- データ500MB~1GB
- 通話・SMS無制限 or 月50分
- 学生・スマート利用者向け
標準ユーザー向け(月35~55SAR)
- データ5~10GB
- 通話・SMS無制限
- SNS・動画視聴にちょうど良い
ヘビーユーザー向け(月75~150SAR)
- データ無制限 or 50~100GB
- 通話・SMS・ホットスポット無制限
- テレワーク・動画配信向け
💡 Tip: 最初はプリペイドで少額チャージして試し、自分の使用量を把握してからポストペイドに乗り換えるのが賢明です。
🏛️ 政府・必須アプリ
サウジでは行政手続きのほとんどがアプリ経由です。日本のマイナポータル以上に生活に密着しています。最低限 Absher と Tawakkalna の2つは、イカーマ取得後すぐにインストール・登録してください。後回しにすると、ビザ延長や銀行手続きで困ります。
📋 Absher(アブシェール)
政府サービスの中核アプリ。最優先でインストール必須。
Absher とは:
サウジ政府の統合ポータル。内務省が運営。個人向けサービス(Absher for Citizens)と企業向けサービス(Absher for Business)がある。日本語未対応。
主な機能:
- ビザ申請・延長・出国許可・再入国許可
- IDカード(Iqama)の申請・更新
- 労働契約の登録・確認
- 運転免許証・車両登録
- 警察証明申請
⚠️ 重要: 出国許可がないと飛行機に乗れません。出国前に必ず確認を。
💚 Tawakkalna(タワッカルナ)
デジタル身分証明・政府サービスアプリ。日常的に使用。
Tawakkalna とは:
SDAIA(サウジデータ・人工知能庁)が開発・運営する総合デジタルサービスアプリ。当初はコロナ対策として開始されましたが、現在はデジタル身分証明、運転免許証、健康保険証、政府240以上のサービスへのアクセスが主要機能です。
主な機能:
- デジタル身分証明(イカーマ等のデジタル表示)
- デジタル運転免許証・健康保険証
- 政府サービスへのアクセス(240以上のサービス)
- 健康証明・予防接種記録
- QRコード表示(本人確認用)
✓ 注意: 身分証明として提示を求められる場面があります。常にアプリを最新の状態に保つことが重要です。
🔐 Nafath(ナファス)
国家デジタル認証。オンライン取引の承認に使用。
Nafath とは:
国家情報セキュリティ庁(NCA)提供のデジタル署名・認証プラットフォーム。政府や銀行などのオンラインサービスで本人確認に使用。
使用場面:
- 大額送金・口座開設時の認証
- Absher での許可申請の最終承認
- 契約書・重要文書への法的署名
- 公式オンライン手続きの本人確認
注意: 認証時にSMSが届きます。確認コード入力で二段階認証方式です。
🚕 生活・移動アプリ
サウジアラビアでの日常生活を便利にするアプリ。タクシー・食事・配送・ショッピングなど、ほぼすべてアプリを経由します。
🔴 Uber
タクシー配車。リヤドで最も一般的。
- リアルタイム配車。GPS で運転手位置確認可能
- 料金は事前見積もり表示。透明性が高い
- 支払い:クレジットカード・Apple Pay / Google Pay 対応
- 相互評価システム。トラブル時のサポートが充実
- 料金目安(リヤド): 市内移動 15~35SAR
- ピーク時: 1.5~2倍のサージプライス
💡 Tip: プロモーションコード・紹介コードで初回割引あり。
🟠 Careem
中東発のライドシェア・配達サービス(現Uber傘下)。
- 中東発のライドシェアサービス(2019年にUberが買収、現在はUberグループ傘下)。地元での信頼度が高い
- Careem Now:飲食店やスーパーから配送
- 支払い方法が豊富。クレジット・デビット・Mobile Wallet 対応
- サウジ特有の支払い方法(Mada, Visa Electron)対応
- Careem Now の特徴: 最小注文額なし、単品配達可能
💡 Tip: Uber との価格比較で使い分けると良いでしょう。
🍔 HungerStation
サウジ発の食事デリバリー。飲食店の品揃えが豊富。
- 最も利用者が多い食事デリバリー
- 3,000以上の店舗に対応
- 日本食・韓国料理・インド料理・サウジ料理など豊富
- 支払い:ウォレット・クレジットカード・現金対応
- 配送料: 5~15SAR(距離による)
- 配送時間: 30~45分程度
- Plus プラン: 月額29SAR で配送料無料
📦 Jahez
食事配達アプリ。HungerStation に次いで人気。
- HungerStation と類似したサービス
- 店舗数は若干少ないが品質は高い評価
- クーポンとプロモーションが頻繁
- ロイヤリティプログラム:注文ごとにポイント獲得
- 支払い:クレジット・ウォレット・現金対応
💡 Tip: HungerStation と両方インストールして、その日のプロモーション・配送時間を比較するユーザーが多いです。
🛍️ Nana
オンラインショッピング。衣類・アクセサリーが豊富。
- 地元ブランド・デザイナーショップを集約
- Zara, H&M などの国際ブランドも販売
- ローカルファッション・アバヤ・ヒジャブが充実
- 配送は自社配送網。通常3~7日で到着
- 返品手数料無料。30日以内の返品対応
- 配送料: 0~15SAR(購入金額による)、100SAR以上で無料
- フラッシュセール: 月ごとに50%~70%割引
📡 インターネット・Wi-Fi
公共Wi-Fi・自宅インターネット
サウジアラビアのインターネット環境は日本と比べても遜色ありません。都市部では4G LTE/5Gが充実しており、通信環境で困ることはほぼありません。自宅の回線選びだけ、契約期間と解約条件に注意してください。
公共Wi-Fi の利用可能な場所:
- ショッピングモール: ほぼすべてで無料Wi-Fi
- カフェチェーン: Costa Coffee, Starbucks など
- 空港: リヤド・ジェッダ空港で無料Wi-Fi
- ホテル: ほぼすべてのホテルでWi-Fi 完備
- 駅・バスターミナル: 新施設では完備
接続方法:
- ほぼすべてのWi-Fi は登録不要(Open Access)
- サウジ電話番号があれば、SMS認証で接続可能
- 一部はSSOサポート対応(Facebook, Google ログイン)
主なISP(ホームインターネット):
- STC Fiber: 500Mbps~1Gbps、月額60~120SAR
- Mobily Home: 300Mbps、月額49~99SAR
- Zain Home: 無制限、月額99~149SAR
- Virgin Mobile(Mobily傘下): ポケットWi-Fi、月額29~49SAR
通信速度・国際通話
通信速度について:
サウジアラビアは中東でも特に通信速度が速い国として知られています。
- 4G LTE: 平均50~150Mbps(ピーク時100Mbps以上)
- 5G: 2019年にSTCが商用展開を開始し、現在は主要都市で広く普及。実測200〜400Mbps程度(キャリア・地域により変動)
- 固定回線: 500Mbps~1Gbps(光ファイバー)
国際通話の方法:
IP電話(最も安い)
- WhatsApp: 完全無料(Wi-Fi/4G使用)
- Google Meet: 無料ビデオ通話
- Skype, Viber, Telegram: クレジット購入でお手頃
国際ローミング・プリペイドカード
- 国際ローミング: 日本への通話 3~5SAR/分(高額)
- プリペイドカード: 50~100SAR単位、1分0.5~1SAR程度
- 月額プラン: 30SAR前後で使い放題パックあり
💡 実用的なTips・まとめ
最初の1週間にやっておくべきこと(優先度順)
-
SIM カード購入・アクティベーション
到着初日。パスポート持参で空港カウンターへ。迷ったらSTCで問題ありません。
-
Absher アプリダウンロード・登録
出国許可申請に必須。ビザ期限を毎月確認する習慣をつけて。
-
Tawakkalna をダウンロード・登録
健康証明・ワクチン記録が統一される。職場で確認される可能性あり。
-
Uber / Careem をインストール
タクシーはアプリ配車が安全。登録は2分で完了。
-
HungerStation, Jahez インストール
食事の配達が日常の大部分。複数入れておくとプロモーション比較できる。
よくある質問
Q: 観光ビザでもSIMカードは買える?
A: はい。90日観光ビザでも登録して購入できます。ビザ期限までが有効期限です。
Q: SIM カードなしで Wi-Fi だけで生活できる?
A: 短期観光なら可能ですが、Absher等の政府アプリでSMS認証が必要になるため、長期滞在ならSIMなしは非現実的です。最低限のプリペイドプラン(月15SAR〜)で十分なので契約をおすすめします。
Q: ポストペイド(月額契約)に乗り換えるときは何が必要?
A: 給与口座情報。サウジ企業に雇用されている場合は、給与をもらっている銀行情報でOK。Iqama番号など他の身分情報が必要な場合もあります。
Q: 国際ローミング料金って本当に高い?
A: はい。WhatsApp などのIP電話がほぼ無料なので、通常の音声通話の国際ローミングはおすすめしません。
Q: Absher で出国許可を忘れたら飛行機に乗れない?
A: その通り。空港に到着して初めて気づく人が毎年大勢います。出国予定の数日前に Absher で必ず確認を。
アプリ・サービス一覧(ダウンロード優先度順)
🔴 必須(3~7日以内)
Absher, Tawakkalna, Nafath, Uber, Careem, WhatsApp
🟡 推奨(最初の1~2週間)
HungerStation, Jahez, Google Maps, Banking Apps(銀行の個別アプリ)
🟢 あると便利(余裕があれば)
Nana, SMSA Express, Amazon Saudi, Noon, Zain, STC, Mobily
安全・セキュリティのポイント
- Absher のパスワード管理: 強力なパスワード(大文字・小文字・数字・記号の混合)を使用。定期的に変更。
- Tawakkalna のスクリーンショット: デジタル身分証明のスクリーンショットを撮っておくと、アプリが落ちた時の代替になります。
- タクシー(Uber/Careem)選択: ドライバー評価が4.8以上のものを選ぶ。事前に料金見積もりを確認。
- 食事配達の追跡: 注文が来るまでリアルタイムで追跡可能。食べ物が安全なのか確認できます。
- 支払い情報: クレジットカード情報はアプリウォレットに登録して、毎回入力しない。