サウジナビ Saudi Navi

サウジアラビア日本語情報ポータルサイト

by ReWAH

🏠 生活ガイド — サウジアラビアで暮らすための実用情報

「到着後に何をどの順番でやればいいか」を迷わないための実用ガイドです。手続きの優先順位と、つまずきやすいポイントを整理しています。

情報種別:実務上の傾向 + 一般的な案内 | 最終確認日:2026年3月
手続きの詳細や要件は雇用主・地域・時期により異なります。必ず勤務先または公式窓口で最新情報を確認してください。
🪪

イカーマ(Iqama)・Absher・Nafath

この3つが整わないと、銀行もSIMも住居も動きません。入国後の最優先事項です。イカーマの発行はスポンサー(雇用主)主導ですが、Absher/Nafathの登録は自分で行う必要があります。

🪪

イカーマ(Iqama / إقامة)

サウジアラビアにおける外国人の在留許可証。就労ビザで入国後、雇用主(スポンサー)を通じて発行されます。カード形式で、在留番号・国籍・職業・スポンサー情報が記載されています。

  • 銀行口座開設、SIM契約、住居契約、運転免許取得などすべての基盤
  • 常時携帯が義務。警察の身分確認で提示を求められることがあります
  • 有効期限があり、スポンサー経由で更新が必要(通常1年ごと)
  • 期限切れは罰金の対象。更新はスポンサーの責任ですが、自分でも期限管理を
💡 イカーマ番号はAbsherやNafathの登録にも必要です。番号を写真で保存しておくと便利です。
📱

Absher(アブシェル)

サウジ政府の電子行政ポータル。パスポート・イカーマ関連手続き、出国・再入国許可、交通違反照会、ビザステータス確認などをオンラインで行えます。

  • アプリ(iOS / Android)またはウェブ(absher.sa)で利用
  • 登録にはイカーマ番号とサウジの携帯番号が必要
  • 本人認証にNafathが連携されるため、先にNafathを登録する場合もあり
  • 家族の在留手続き(帯同ビザ延長など)もAbsher経由
Absher公式サイト →
🔐

Nafath(ナファズ)

サウジの国民認証アプリ(National Single Sign-On)。政府・民間サービスへのログイン時に本人確認を行うシステムです。日本のマイナンバーカード認証に近い役割です。

  • Absher、銀行アプリ、通信契約などログイン時にNafath認証を求められる
  • アプリで認証リクエストを承認する方式(画面に表示される番号を選択)
  • 登録は最寄りのNafathセンターまたはAbsher経由で行えます
  • スマートフォンの機種変更時は再登録が必要な場合あり
Nafath公式サイト →
🏢

住居契約

🏠

住居の種類と探し方

初回はコンパウンドが無難です。特に家族帯同の場合、セキュリティ・施設・服装の自由度の面でコンパウンドが圧倒的に楽です。単身赴任で慣れてきたら一般アパートメントも選択肢に入ります。

  • コンパウンド:塀で囲まれた外国人向け居住区。プール・ジム・スーパー等の施設があり、服装規定も緩やか。家族帯同者に人気
  • アパートメント:一般的なマンション。家賃は比較的安いが、周辺環境は立地次第
  • 物件探し:会社の総務部門、不動産仲介、またはBayut・Aqar等の不動産サイト
  • 企業駐在の場合、住居は会社が手配するケースが一般的
📝

契約の実務

賃貸契約はEjarプラットフォームで電子登録されるのが標準になりつつあります。

  • 契約期間:通常1年単位。年払いが一般的(1〜4回の分割も交渉可能)
  • Ejar登録:住宅省の賃貸契約電子システム。テナント・オーナー双方の権利を保護
  • 必要書類:イカーマ、パスポートコピー、雇用証明書など
  • 光熱費:電気(SEC)・水道(NWC)は別途契約が必要
💡 家賃は交渉が普通です。言い値で払う必要はありません。一括払い・長期契約をちらつかせると10-15%のディスカウントが出ることも。会社の総務に相場感を聞いてから交渉に臨むと安全です。
🎓

学校・家族帯同

🎓

子女教育の選択肢

学校選びは早めが鉄則です。人気校は半年〜1年前から空き待ちになることがあります。選択肢は主に3つ。

  • 日本人学校:リヤドに所在。日本の教育課程に準拠した授業を実施
  • インターナショナルスクール:リヤド・ジェッダ・ダンマームに多数。英語・アメリカ式またはイギリス式カリキュラムが主流
  • 学費:インターは年間5万〜10万SAR程度が一般的。企業負担の場合もあり
  • 入学時期や空き状況は学校により異なるため、早めの問い合わせが重要
👨‍👩‍👧

家族帯同の手続き

配偶者・子女を帯同する場合、就労者のスポンサーを通じて帯同ビザ(Dependent Visa)を取得します。

  • 手続きはスポンサー(雇用主)経由。必要書類は会社の総務に確認
  • 帯同家族もイカーマが発行されます
  • 配偶者の就労には別途ワークパーミットが必要
  • 家族向け医療保険の加入が義務(雇用主が手配するのが一般的)
💡 見落としやすい落とし穴:帯同家族がサウジを出国するには、Absherでの出国許可(Exit/Re-entry Visa)が事前に必要です。「明日帰国」が通用しないため、一時帰国の予定が決まったら早めに申請してください。
🕐

営業時間・礼拝時間・週末感覚

🕌

礼拝時間と店舗営業

日本と最も感覚が違うのがこの「礼拝時間による店舗閉鎖」です。大型モールでは営業を続ける傾向がありますが、個人商店やローカルレストランは20〜30分閉まります。買い物や外出の予定は、礼拝時間を避けて組むと無駄がありません。

  • 礼拝時間は季節により変動(日の出・日没に連動)
  • 大型モール・チェーン店は営業を継続する傾向が増加
  • 個人商店・ローカルレストランは20〜30分程度閉まることがある
  • 礼拝時間の確認:スマホの「Muslim Pro」「Athan」等のアプリが便利
💡 近年の改革により、礼拝時間中も営業を続ける店舗が増えています。ただし地域差があるため、特に地方では余裕を持った行動を。
📘 知っておくと役立つポイント:礼拝時間はサウジの生活リズム 礼拝時間による店舗閉鎖を「不便」と感じる方が多いですが、これはサウジの生活リズムそのものです。イライラせず自然に受け入れる姿勢が、現地の方からの信頼につながります。礼拝時間アプリを入れて、行動の計画に組み込むのが最も実用的です。 → 知っておくと役立つこと 一覧を見る
📅

週末・祝日・ラマダン

サウジの生活リズムは日本とは大きく異なります。週末感覚と主要な年間行事を押さえておくことが重要です。

  • 週末:金曜・土曜が休日(2013年に木金から変更)。日曜は平日
  • 官公庁の営業:日〜木曜が基本。銀行窓口は日〜木の午前中心
  • ラマダン:断食月。日中の飲食が制限され、営業時間が大幅に変更。夜型の生活に
  • 主要祝日:イード・アル・フィトル(断食明け)、イード・アル・アドハー(犠牲祭)、建国記念日(9/23)
  • イスラム暦に基づく祝日は毎年約11日ずつ前倒しになります
💡 詳しい時間変換はサウジ時間ページをご覧ください。
🤝

コミュニティ

サウジアラビアで暮らす外国人(Expat)向けのコミュニティ・情報サイトです。いずれも英語が主要言語で、日本人専用ではありませんが、現地の実用情報や多国籍メンバーとの交流に役立ちます。

👨‍👩‍👧‍👦

在サウジ日本人コミュニティ

サウジアラビアには現在、628人の日本人が在留しています(2024年1月、外務省統計)。主にリヤド、ジェッダ、ダンマームの3都市に拠点があり、充実したコミュニティが形成されています。

🏢

リヤド(Riyadh)

最大の日本人駐在地。首都の経済・行政中心として、企業駐在員、エンジニア、商社マンが集中。日本大使館、リヤド日本人学校、リヤド日本人会があり、コミュニティが最も充実しています。

🌊

ジェッダ(Jeddah)

2番目の拠点。西海岸の商業都市で、かつての外交・商業の中心。現在でも日本企業の駐在地として機能し、ジェッダ日本人会が活動しています。

⚙️

ダンマーム(Dammam)

東部地域の中心地。石油関連産業の拠点で、トヨタやアラムコなど日系企業が多く立地。エンジニアや技術者の駐在が多い地域です。

🎓

リヤド日本人学校

就学前から高等部までを備え、多くの日本人子女が教育を受けています。日本の教育制度を保ちながら、サウジでの学びを融合させるカリキュラムが特徴。子女の教育環境に不安のある駐在員にとって重要な施設です。

🤝

日本人会

リヤド日本人会、ジェッダ日本人会など、各都市で活発に活動。親睦交流、情報交換、日本文化の発信、サウジ社会への適応をサポートする重要な組織。新着者向けのオリエンテーション、子女の遊び場確保、邦人援護など多くの機能を持っています。